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2014年03月24日
浜松広告撮影
 浜名湖のそばに建つキャトルセゾンで撮影。コンペもなく即決で撮影が決まり今まで載せられていた誌面を見た。何故かいい結果の予測が出来る会場だった。今回は多くの撮影をしているが、ここではバンケットについての話を描こうと思う。広さも充分あり、外光も豊富にあり、特徴も見えやすい。ただ、アングル的に逆光に近い状態で撮影となることに注意をすればよかった。
 
よく、景色の良い窓向きの正逆光で撮影を行う。それに比較すれば半逆光は発色の良さをひきだしやすい。正逆光で撮影をする場合フロントの光にかなりの気を使う。光の流れは窓から差し込んで来ている流れでなければ自然さが損なわれる。かと言って逆光補正を強めれば発色が悪くフレアーも強くなる。
 
 今回は擬似外光を作り全体の光の量、発色を整えることにした。私の擬似外光は仮想窓をフレームの外に作り、そこから被写体にフロント側寄りの光の方向を作る事が多い。
 
 今回の話のコアはここにあります。
 写真をカメラマンの設置する人工光無しで撮影を行う、割合を変えて双方を使用する。どちらもカメラマンの判断一つだが、私は大量の光を使います。被写体にグラデーションを作るためです。誌面を見る多くの方の目に色を見せたいと考える。夕陽の赤の綺麗さやリゾートの青さなど無人の広告写真の範疇では第三者にまず訴えるものは色です。
 
 どうすれば集客出来るか、その中でカメラマンとして何をやらなくてはならないか、自分の好みで写真を撮ることより、私は悩みながらTRYして行く方が楽しいですね。

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Les Quatre Saisons
styling: Atelier 78